コータ -118ページ目

しつけ2


(昨日からの続き)
しかし、両親はダメなのです。
新しい知識を学ぶことを拒否して
あくまで自己流の
しつけ方にこだわるのです。

そうして
今日はそそうをした
今日はそそうをしなかったと
そんなことで一喜一憂しています。
「しつけ」はそんなに簡単に
一日で成るものでもないはずなのに。

でも、コータはとても良い子です。
私たちがしつける前から
もう充分に良い子でした。

母は良く、同じ犬種を飼っているという
友人の話をひきあいに出すのですが
(その子もコタロウというらしい)
そのもう数才になっているオス犬は
未だにその辺にそそうをし
ウンチだってトイレでなどしないそうです。

コータはウンチはちゃんとトイレでします。
名前を呼べば、「何?」と呼んだ人の顔を見ます。
夜亡きや無駄吠えだってしません。
これは自慢ではなくて、
そういう資質を持った彼を迎えられた
自分たちの幸運を喜び
さらに生かした方がいいと思ったのです。

しかし……結局は
私が折れるしかありませんでした。
私は今後、「しつけ」に関する意見は
いっさい言いません。
両親の好きなようにさせるつもりです。

しつけ


私は実際に犬を飼う以前から
自分たちに犬を飼う資格があるとしたら
それは「世話」と「しつけ」が
ちゃんとできるかどうかだと
考えていました。

我が家の場合
「世話」に関してそれほど
心配していませんでした。
実際、一度飼った犬・猫は
これまでも死ぬまで面倒を
見てきています。

しかし・・・。
「しつけ」に対する認識は
首をひねらざるをえませんでした。
私の耳に入ってくる情報と比較すると
両親のやり方は
昔ながらの古いやり方で
実際に犬を「しつけ」る場合
あまり効果的とされている方法では
なかったのです。

うちの両親の考える「しつけ」は、
餌を前にして
「待て」「お座り」「お手」ができて、
部屋の中で「そそう」をしなくなればいい
程度に考えています。
(彼らのしつけ方ですと
その「そそう」をしなくなる・・・というのも
はなはだ疑問なのですが)
でも、私の考える「しつけ」は
それだけでは不十分です。

イギリスなどの
ペット先進国では
犬に散歩をさせるとき
リードなど使わないと聞きます。
それは野放しにするということではなく、
犬が飼い主の言うことを
ちゃんと聞くために、
リードがなくても
勝手な行動をとらないからです。

私の理想はそれでした。
別にスーパー犬を作りたいわけでは
ありません。
そのように犬をきちんと
しつけることができていれば、
自分たちが「飼いやすい」のはもちろん
世間にも迷惑をかけずにすむと
思ったのです。

夜の遠吠えや無駄鳴き、
散歩の途中での
あっちこっちでの放尿、糞。
これらは犬を飼っている側以上に
飼っていない側の人たちにとって
たまらないほどの迷惑行為です。
これらはきちんとしつければ
コントロールできることがらの
はずなのです。
実際に外国ではやれているのですから。

ですから私は
実際に犬を飼うとなったら
最新の犬のしつけ方の知識を
飼い主である自分たちが
面倒くさがらずに勉強をし
犬の特性をよく理解する必要があると
思っていました。
そしてその知識を
家族がみんなで共有したいと。
(明日に続く)

衝突


ついに「しつけ」に関して
私と両親、特に父親との間で
衝突がおこりました。

両親のしつけ方に
あれこれ注文をつける私に
父親が逆ギレ。
「そんなにうるさいこと言うなら
もう犬なんか返してしまえ!!」

こちらもなるべく
自分の考え方と違う
しつけ方をする両親のやり方に
我慢をしていたというのに。

はてさてどうなることやら。

夕ご飯


最近、あんまり食べません。
朝、昼は良く食べているのですが。

今日は散歩を二回してきたそうです。
シャンプーもしてもらったそうで
とってもいい匂いになりました。

ぐたっとストーブの前に
寝ているコータを
撫でようとすると
その手を甘噛みしてきます。

特に薬指と小指が美味しいらしい。
いつまでもカミカミカミカミ
噛んでいます。

ひとりでお留守番


コータは今日、
初めて一人でお留守番をしました。
両親が買い物に行く間の
小一時間です。

で、彼がやらかしたのは・・・。
植木鉢の破壊。
絨毯へのそそう。
ま、ゲージで囲いでもしないかぎり
仕方のないことですな。

コータはしばらく
お風呂に入ってません。
注射から一週間は
お風呂に入れないでくださいと
言われたからです。

ですから、もうかなり匂います。
明日はその一週間め。
早くお風呂に入って
いい匂いになってちょうだいな。

お散歩ダッシュ!


散歩においても
「しつけ」はついてまわります。

なにせ最近の定義では
犬の散歩とは
排泄や運動不足の解消のため
というよりもむしろ
「社会性」とやらを
もたせるために
やるものらしいのです。

要はうち弁慶にならないよう
他犬との接近遭遇や
光、音、その他様々な
外的刺激を体験させた方が
良いのだというわけです。

そして問題の「しつけ」ですが
主人を引っぱるように
勝手に走り回わらせてはダメ。
常に自分の横を歩かせるよう
「つけ」という命令を覚えさせる。
散歩も漫然と歩くのではなく
時に早足、時に立ち止まり、
時に走るなど
変化をもたせるべし、など
やることがたくさんあって、
まるでどっちがしつけられてるんだか
わかりません。

とりあえず、公園まで行きました。
枯れ葉が風に舞う様子に
コータははしゃぎまくりです。

そのうち、ふと思いついて、
手頃な長さの木の枝で
落ち葉の中をひっかくようにして
動かしてみました。
案の定、コータはそれを追いかけて
ダッシュ!

初めはその辺をぐるぐる
円を書くように追いかけさせていましたが
こちらも調子に乗ってきて
公園の端までダッシュ!
コータもそれを追いかけてダッシュ!
私とコータは何本も何本も
公園の中で
ダッシュをくり返したのでした。

あー、疲れた。

お疲れ散歩


今日はコータが初めて
散歩らしい散歩をしました。

いままでは両親にだっこされて
近所を回るだけでしたが
リードをつけて公園まで。

コータすっかり
外が気に入った様子で
「もう帰るよ」と言っても
なかなか帰りたがりません。
ごねまくりです。

ところが家に帰ってくると
すっかり疲れ果てたのか
ストーブの前でぐったり。
お昼ご飯にも興味なし。

お皿の前に連れて行くと
ようやくもそもそ
食べ始めました。
花より団子、
団子よりお散歩ってわけですか・・・。

ご機嫌全開


おまえ、どうした?
なんか良いことでもあったの?
帰宅した私は
思わずコータに訊いてしまいました。
どうしてかというと・・・。

コータは私の顔を見るなり、
いきなり駆け寄ってきて
「遊ぼうよ、遊ぼうよ、遊ぼうよ」と
足にまとわりついてきたからです。
いつもはなんか疲れたように
ちらりと見上げるだけなのに。

わー、どうしたコーターと
私がその場に座りこむと
ベロベロベロベロ顔を舐めてきます。
わー、やめてくれーと頭を伏せて
両腕で頭を抱えると
掘るようにして腕の中に潜りこんできて
顔をベロベロなめてきます。

よっぽどご機嫌だったんですね。
でも・・・。
私は嬉しいよーコーター。

仲がよろしいこと


今日は母がボランティアで
家にいませんでした。
コータは父と留守番です。

私が帰宅すると
コータは炬燵に入っている
父の膝のうえで
腹を上にして寝ていました。

「ほーら、コータ右手、右手」
「コータ、左手、左手」
そういいながら父が
コータの右手、左手をつかんで
ひっぱったりしています。
コータはなすがまま。

まったく、仲がよろしいことで。

立ち止まって考える


ミニチュアダックス、
もしくは犬種にかかわらず、
犬にはそういう癖が
あるんでしょうか。

コータは私の軍手をした右手と
遊んでいるとき
ふと、座りこんで
何かをじっと考えこむような
感じになるときがあります。

父と散歩をしていても
時々、ぴたっと座りこんで
なにやら考えこむことが
あると言います。

コータがはたして
何を考えているのか。
そんなことがわかる時が
いつか来るのでしょうか。